震災をきっかけに、自分自身や身近な人のため、生活に役立つ心理学の講話、実際的な支援方法に関する話題、そして心のことについて考える機会の提供を目的として市民講座は始まりました。
心のケア班のときから、市民講座を含め230回以上の研修で約6,500人の方々とお会いすることができました。
市民講座のちらしは、主に沿岸南部地域の保育園、小学校等へ1万5千枚を配布させていただいておりました。
これほど多くの枚数を配布した理由は、講座への参加に関わらず、普段は話題にのぼらない、あるいは口にし難い“心のこと”について、ちらしが1つのきっかけになって欲しいという願いからでした。

さまざまな人に支えられ市民講座「こころのじかん」は開始から10回を迎えることができました。
これもひとえに皆様のご支援の賜物と深く感謝申し上げます。

今回10年目をひとつの区切りとし本規模での活動は終了します。
今後は通常の大学活動として(こころのじかんミニとでも言いましょうか)講演活動、沿岸でのカウンセリングを通して、地域の心の復興と学生の学びに貢献したいと考えております。
活動に関するお知らせは、本ホームページに掲載させていただきます。
今後とも、ご支援とご指導のほどよろしくお願い致します。
最後に皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。

     岩手大学人文社会科学部
地域支援・臨床心理学研究室
佐々木 誠

主催:岩手大学 研究支援・産学連携センター こころのじかん実行委員会
(岩手大学人文社会科学部 地域支援・臨床心理学研究室)
後援:岩手県教育委員会

2021年度の市民講座も、昨年度に引き続きオンライン開催となります。講座の内容紹介ページを公開いたしました。

ご不明な点はお気軽に【お問合せ】ください。皆さまのご参加をお待ちしております。

こころのじかん10チラシ